人生人狼とは

西暦2220年の、演劇を奪われた地球。
演劇のない世界では、人々の心は籠り、塞ぎ、景色は灰色になってしまった。
そんな世界を救うべく国家が立ち上げた秘密プロジェクト
”舞台で救え”。
再び演劇で世界を救うべく
200年前の資料を頼りに7人の俳優アンドロイドが作り上げられた。
しかしここで問題が起こる。
国際犯罪組織によって作られた偽物アンドロイドが1人
7人の中に紛れ込んでいるというのだ。
国家はこの事態に対処すべく
7人の俳優にそれぞれ、生い立ちや生き方、演技力に関するテストを課し
本物の俳優と、偽物の俳優を選別することにした。
こうして、7人の俳優のセレクトが始まる―。

「これは、俳優人生をかけた一夜限りの人狼ゲーム」

https://theater-complex.jp/movie/detail/890

人狼1、狂人1で、ワンナイト。
配役は本番30分前にカードを引いて決定。
推理の材料になるのは
「役者になったきっかけ」を皆が話すものの、人狼は真実を言ってはいけない。
早口言葉と長台詞暗記のミニゲームで勝利した者は2票の権利を得られる。
議論は8分間 というのが内容。

 

この配信イベントの設定についての感想

クラファンの返礼品である「オンラインイベント参加券」で見られる配信。
自分は参加券を2枚持っていたので見てみました。

 

見にくいと感じたところ

オープニングムービーはとても恰好良かったので期待値がかなり上がったものの
ムービー明けすぐに音声がとても聞きづらいと感じました。
SEやムービーの音は大きいので余計に。
固定カメラなのか、役者さんが動いても追っていなかったので
見切れていることが結構あったのも残念。
「この3人とか」と言っているとき誰のこと言ってるのかわからなかったです。
喋ってる人に寄ってくれないところもありましたし、
最後の挨拶も、引きで全員映して欲しかったですね。
スタッフさんの人数を結構絞っていた感じでしょうか。

椅子は離してソーシャルディスタンスを保っているのかと思ったら
普通に立って近くに集まって触れ合いなんかもあったので
どういう基準でやっているのか、マスクさえしてればOKということ?
というのも多少疑問に思ってしまいました。

 

人狼というより役職無しワンナイト

松崎さん構成・演出なのでガチの人狼ゲームが見られるかと期待してしまってたので
その点は正直がっかりでした。
アンドロイド設定も別にゲームには然程関係なかったし、
確白や占い師、怪盗などがいない。
人狼を見つけて演劇の無い世界を救うという設定なので、
人狼側が勝利してはいけないからなのかもしれないけれど
7人いて人狼1、狂人1は人狼側が不利だったのでは。
人狼ゲームといいつつ、夜を迎えないワンナイト人狼だったので
人狼2か怪盗がいて掻き回すかがあればちょうど良かったのではと思います。

この形式だと、狂人は人狼を把握するヒントが見つかりづらく、
騙りもできなくて人狼っぽく振る舞って生贄を狙うしかないが、
やり過ぎるとバレてしまって台無しなので
立ち回りが非常にシビア。

役者を目指したきっかけは、ファンなら大抵知っているので
ほぼ役職公開人狼になっていた点も個人的には残念でした。

投票の時理由とかももうちょっと言わせて欲しかった。
人によっては言ってなかったので。
その理由でみんなの考えが変わって、同数で再投票で
申し開きタイムがあったらもう少し盛り上がったかもしれないですね。

 

ネタバレあり感想

何故か疑ってもらえない流司くん

流司くんが声優を元々目指していたという話は聞いたことがないので
きっかけを話した時点で自分視点では人狼か狂人となってしまうのだけれど
「稽古を代表が見てくれて、体が動いていたから役者の方が向いてる」
云々というのがかなり本当っぽく
上手すぎたのが狂人としては逆に裏目に出てしまいました。

結果人狼が樟太郎くん、狂人が流司くんでしたけど、
狂人的に、噛みも無いからヒントが無さ過ぎて
決め打ちでほぼ勘で人狼はこの人だろうと思って
立ち回らないといけないのがきつかったと思います。

 

ルールについて疑問

早口言葉と長ゼリチャレンジは
人狼は嘘を隠したいからうまく言えないはず、とGMから説明がありましたが
いまいちよくわからなかったです。なぜそうなるんでしょうか?
2票欲しいのは人間側なら当たり前という話になっていたけれど
人狼サイドだって2票あった方が有利です。

ルール上人狼サイドが取ったら駄目じゃないの?って流司くんが言っていて、
勘違いだったみたいですけど
人狼は俳優本人じゃないから演技がうまくいかないし記憶のテストに答えられないと冒頭で言ってましたよね?
だから、流司くんが言う通り人狼と狂人は早口言葉言えないし長台詞も言えないのがルール上正しいのかと私も思ってました。
GMの松崎さん(ですよね?)が否定してたのでそうなんでしょうけど
ちょっとルールの設定または周知がいまいちだったのかもと感じました。
早口言葉も、お題がいくつも出ると思ってたってあらやんが勘違いしてたみたいですし…。

因みにここで捨てて長ゼリ覚えないというのもあっての発言ではありますが
流司くんはちゃんと放送事故気にしてて偉いなって思いました。
大演練のときもそうでしたけど。

 

狼狂お互いに認識できてなかった…

樟太郎くん、
「(流司くんのきっかけが)声優ってのは聞いたことある」って言ったのは
嘘だから流司くんが狂人だってわかってのオレ人狼アピールだったのかな?
と思ってたら、
「狂人中尾くんだと思ってた」そうで笑っちゃいました。笑
狂人は身代わりに処刑されるのも仕事だから、
「狂人に(投票)入れるの心苦しかった」って言ってたけど
いいんだよ入れても。優しいなぁ。

流司くんのプレイング自体は良かったのに勿体なかったです。
もし流司くんが2票持っていても、人狼はあらやんだと思っていて
あらやんを守ろう、誰でも良いからと思って樟太郎くんを人狼に仕立てて
疑いアピール&投票をしたそうなので

GM「もし流司くんが2票持っていたら樟太郎くんが5票になっていた」
流司「そうです。現実は変わらなかったです」

って会話のとおりでしたね。笑
この会話の直前、本当は早口言葉言える流司くんにぱちぱち拍手してる
樟太郎くんがすごく可愛かったです。

 

議論がもうちょっと白熱して欲しかった

誰も流司くんの嘘に気がついてくれなかったのが勿体なかったですね。
ファンはみんな気がついてましたし
植ちゃんや中尾くんが実は疑問に思ってた、とアフタートークで言ってたので
できたらその辺りは議論時間に言ってくれてたら良かったですね。
人狼経験があんまり無いのかな。

健介くんが、流司が言うからって樟太郎くんにしたのも
みんなが説得力を感じてしまって人狼サイドとしては痛かった。

 

このメンバーでガチ人狼が見たい

あらやんのプレイングと鎌苅さんの仕切りが良かったです。
あらやんは人狼やったことない割に良いプレイングなのは
地頭が良いからなんでしょうね。

勝利に喜ぶ5人も可愛かったし、
「本当にオレが悪かったです」っていう流司くんが気の毒でしたけど面白かった。笑
「それを言ったらオレも悪かったな。オレが人狼だと思ってたんでしょ」
って言うあらやんもあらやんらしくて好きです。

返礼チケット持ってない人の為に本当にこのメンバーで
都度課金で見られる第二戦やって欲しいですね。

シアコンじゃなくても人狼TLPTに呼んでくれるとかでもいいですし、
ちゃんと夜が来て村役職もあるガチ人狼が見てみたいです。
流司くんと荒木さんのプレイング、特に見たいですね。

 

シアコンを使ってみて

やっぱり、『感謝の意』のオンラインイベント開催じゃなくて
元々返礼品に『人生人狼鑑賞券』とかだったら良かったのではと
今でも改めて思います。

結局もやもやしたままで、個別課金プランで登録しており
今回初めてシアコンのサイトをまともに見ましたけど
正直使いづらいし分かりづらいなって思ってしまいました。
今後も、推しがここでしか配信しない企画に出るでもなければ
使わないでしょうね…。
オンラインイベント参加券も1枚余ってしまいました。
どうしましょうね。