ベルサイユのばら(8) (フェアベルコミックス) 感想

身分が違えば、という言葉は辛い反面
であれば結婚させてくれるくらいには
アンドレのことを認めてくれているということでもあり
それは嬉しいことのように思う。

義の為に立ったはずの民衆が金や武器を盗む。
それは正しいことなのだろうか。
しかし大抵の歴史にはこういうことがつきものだ。
丸腰の民に銃を向けるのかというが、
なら石を投げられて黙っていろというのかとも思う。

オスカルに感情移入して読むから貴族の傲慢が目に付くが、
軍からしたらオスカルのしていることは謀反であり裏切りだ。
「フランスばんざい」のフランスが何をもってしてフランスなのか。
答えはひとつではなく、歴史は結果論でしかない。

アンドレが死んでしまった今、オスカルも死にたいと思う気持ちはよく分かる。
悲しいというより、もうこれしかなかっただろうという気持ちだ。