メタモルフォーゼの縁側(5) (単行本コミックス) 感想

ネタバレあり

売れないから撤収しよう、と思った時に
買って貰えるのはびっくりするけれど嬉しいだろうな。
お財布に入れて間違えて使わないように
とじんわり喜んでいる様子が微笑ましい。

自分の為にやることはなんだか盛り上がれない
というのは分かる感覚だ。

ちょっとの時間だけれど、
LINEで済ませるのではなくてファミレスで
感想を言い合う感じが可愛らしい。

見送りに行かなくていいよね?という問いに、
おしゃれしてるし本当は行きたいのではと思って
いいえ、と答えて背中を押してあげるうららさん。
用事があるのに品川まで着いて行ってあげるのが優しいし、
つむっちが甘え過ぎたとかありがとうとかちゃんと言えるのも好きだ。
『君といると僕は僕の形がわかる。僕も君にそれをあげたい』
という劇中作のモノローグとあいまって優しい気持ちになる。

コメダ先生が話しかけてくれるとは思わなかった。
お礼が直接言えて良かったな。
うららさんが喋れなかったのは残念だけれど
ふたりできゃいきゃいして、サイン本の写真を撮っているのが可愛い。
「今日は完ぺきな日でした」って素敵だ。

iPadを届けた日のことも、完ぺきな思い出の一つになっているだろうか。

それぞれ環境も変わっていくし
あまり合わなくなるかもしれないけれど
それでも完ぺきな日の光のような思い出が
これからいく先を照らしてくれるのだと思う。
最後まで淡々と優しい物語だった。