持ち込みに真摯な対応をする心ちゃん。
古館さんが他誌でもデビューできて良かった。

才能がある者はその才能の奴隷となるべし。
折角の才能が埋もれるのは勿体無い。
プロになれるか決めるのは君じゃない、決められるのは目指すか目指さないか
という成田先生の言葉も良い。

部長がさあ来い、と抱きしめてくれるのかと思いきや
抱っこされるのに笑ってしまった。
女が本当に欲しいものをくれる男は少ない。真理だ。
抱いて慰めてくれる部長が本当に素敵。

東江さんが熱心な分早く結果を見せないと燃え尽きるという五百旗頭さんもよく見えていると思う。
中田くんの絵について三蔵山先生の
「溢れ出るイメージに画力が追いついていない」という言い方が納得。
言い方は良くないが、クリエイターなのだし言霊は大事に思っている方が良いと思う。
アシさんたちが厨二と受け止めているのが少し引っ掛かったものの
チーフアシがその後で自覚しているところは良かった。
上手い絵じゃなく面白い漫画が描きたい。
恰好良いし、働きながら漫画を描いてちゃんと丸を描く練習もしているのが偉い。

安井さんから連絡をもらったら、まず担当の心ちゃんに相談して欲しかったが。
会って黒沢より私と組みましょうと言って来る安井さんのやり方はやはり汚いと思う。
潰されると心配して泣く心ちゃんも、アドバイスをしてくれる五百旗頭さんも優しい。

中田さんが雑誌に載って初めて自分の画力の無さに気付くところがちょっと面白い。
アシスタントをした時には何も思わなかったのだろうか。
しかし下手だと気付いて練習しなきゃと思えるところが偉い。

単行本に重版がかかる様にする。
デザインは勿論同じ発売日の漫画のことも考える。
みんなそれぞれプロデュース恰好良い。
五百旗頭さんが担当だと安心できそうだ。
小泉くんも随分成長した。
三蔵山先生の帯も素敵だ。

裏重版のエピソードも凄かった。
会社を辞めて6年は長い。
担当と合わないというのも辛いところだ。
東江さんの焦る気持ちの描写が苦しくなるほどなのはそういうご経験があるからこそなのかもしれない。