タイトルだけ見て、面白そうだと思って読んでみたのだが
よくよく見てみれば『100万回生きたねこ』や『おじさんのかさ』の佐野先生が筆者なのだった。
絵本から受ける印象とは当然というのが全く違い
毒舌と言えば毒舌なのだが、正直でストレートな言葉が小気味よいエッセイ。
時節柄、
元いじめっこに「いじめられっこが復讐に来たらどうするか」
と尋ねたら、「殺されても仕方ない」と答えた
というエピソードがなんだか印象に残った。
自分はもう終わった人間で、早く死にたいと
同情を誘う訳でもなく素直な心情としてばっさり書いて
癌になっても驚かないし、余命を確認して
余生のことを考えてしていた貯金を使ってぽんとジャガーを買ってしまうという
滅茶苦茶さが愛らしく、気持ちが良い。
こんな風に気持よく自分に正直に死ねたら本望
と思わされた。
解説の追記を読んで、もう亡くなられたことを知った。
悔いなく小気味良くこの世を去られたのだろうとは思うが
心から哀悼の意を表します。
よくよく見てみれば『100万回生きたねこ』や『おじさんのかさ』の佐野先生が筆者なのだった。
絵本から受ける印象とは当然というのが全く違い
毒舌と言えば毒舌なのだが、正直でストレートな言葉が小気味よいエッセイ。
時節柄、
元いじめっこに「いじめられっこが復讐に来たらどうするか」
と尋ねたら、「殺されても仕方ない」と答えた
というエピソードがなんだか印象に残った。
自分はもう終わった人間で、早く死にたいと
同情を誘う訳でもなく素直な心情としてばっさり書いて
癌になっても驚かないし、余命を確認して
余生のことを考えてしていた貯金を使ってぽんとジャガーを買ってしまうという
滅茶苦茶さが愛らしく、気持ちが良い。
こんな風に気持よく自分に正直に死ねたら本望
と思わされた。
解説の追記を読んで、もう亡くなられたことを知った。
悔いなく小気味良くこの世を去られたのだろうとは思うが
心から哀悼の意を表します。