道真が頭が悪いと楽でいいですよねと返すところが好き。
巻物に香が焚き染めてあったというからくりが面白かった。

高子様が美しい上頭が良くて恰好良いのだが
籠の鳥にされているところが気の毒で仕方ない。
そこから逃れる事はできないが、久し振りに笑ってもらえただけでも良かった。

鏡の模様である程度見当がつけられる道真の秀才ぶり。
狂犬病の描写も恐ろしく、水や光などの刺激に敏感になる為
このような異常行動を取るのも理解できる。
時代考証もしっかりしていて合間の平安時代講も面白いし、
道真の兄についての話が徐々に明らかになっていくところも興味深い。