好きなのって世界を救うような大作じゃなくて人にはわからない小さな段差を乗り越える話あの時段差を前にして芦原さんが乗り越えようとしてるのが見えたという台詞が印象的。芦原さんは息子が嫌なヤツな上旦那も酷い。敵だから疲れさせた方がいいという発想も酷いがそれでやることが部屋を散らかすこと。片付けるのはお母さんの役目だという感性な訳だ。対して相川さんの息子はできた子だ。小さい時サッカーを一緒にしてほしかったけど、その時お母さんは妊婦で。「ちょうどいい時」なんて来ない。達観しているなぁとは思うが、その通りだ。椎名さんが結婚は楽しい、楽しくなくなったら離れる力がある限りと芦原氏に言い返すところが良かった。完全にモラ夫で焼肉を奢らせたくらいで許せないし家計が一緒なのに奢らせてもすっきりしないが。何かに打ち込んだ日々は思いもかけない形で戻ってくるというの、よくわかる。祈りとか祝福とか。頑張ったことは、きっと無駄なにならない。