自分としてはてっきり前巻で憲人と葉月さんの仲が進展したと思っていたので
葉月さんがまさか明確な意思表示をしなかったとは思わなかった。
麻生さんよりリードしている立場なはずなのにちょっと気の毒。
池袋にいかないのは素直じゃないなと思うが気持ちはわかるし
折角林檎を持っていったのに男といたらイラッともする。そこで帰ってしまうのもどうかと思うが。

関西住んでいたけど、大阪は兎も角兵庫で運転が荒いと感じたことはなかったが。

うまくいかない時、ひとつでも調子が良いことを探したくなる気持ちよく分かる。
いまいちをもうひとつ発見しただけ、という言い方が可愛い。
舞台はがんばっても一生イマイチというのも笑ってしまった。

同じ出で立ちや型にはめ込んだ方がその人自身が見えてくる
というのもそのとおりだと思った。

あまりに引き込まれた舞台を見た時放心状態になって
終わって誰もいなくなった舞台に我に返った人たちが
ぽつぽつと始まり嵐のように拍手が鳴り響くのが
想像できる。
正直日本人の日本人の感性的には、スタンディングオベーションよりもよほどこちらの方がしっくりくる気がする。

隆生先生の、「舞台も個人的にもその都度最大限の努力をしてきたつもりだけど」「やっぱり後悔は残る」という言葉が切ないが
実際どれだけやりきっても完璧というところにはたどり着き難いものだと思う。

葉月さんが返事もしてくれないし、連絡もくれなければ避けられていると思っても当然だと思う。
プラネタリウムで混んでいたら歌を控えそうな人というフォローがあるが
たとえ空いていても近くで聞こえるレベルの鼻歌を歌われたら自分はとても嫌だ。
まあ偶然出会えたという美しいピソードなので仕方ないが。
役が初めから那須与一であれば出会えていないという運命の話なわけだし。
しし座流星群お二人で見る姿は微笑ましい。

個人的にはお土産をその場で開けてみんなに配るのは
ちょっとやめて欲しい。
自分で買ってきたものじゃないのに
いくら開けていいかと訊いたからと言って
憲ちゃんは葉月さんに買ってきたのに。

それでもずれているのが当たり前だからと
話し合って埋めようとするところが素敵だと思う。