ネタバレあり

比較的淡々とミッションをこなす本巻。
大きく感情を揺さぶられる事件は無い巻だが
それが逆にリアルに感じるし、
文字通り嵐の前の静けさとも思える。

月のミッションが終わるのは寂しいけれど
もういい加減平和にむっちゃんを地球に帰してあげてほしい気持ちも強い。

なにか忘れているなという気がした時
絶対気の所為ではなくてなにか忘れているけれど
なにかまで思い出せないということは
割とあると思うが、日々人のお蔭で写真が撮れて良かった。
そしてむっちゃんのお蔭で日々人がシャロンの天文台ミッションに関わることができて良かった。

月に水があった、というのも、現実のクルーのミッションかのように嬉しかった。

ブギーと本当に長く一緒に居た気がするし、
むっちゃんの言う通りブギーがいてくれたことが
ふたりだけじゃないという救いにもなっていたから
ここでお別れなのは相手はロボットだと思っても
とても寂しい。

さんざんフラグが立っていたのでやはりきたか、
という感じではあるが、さてここからどう切り抜けるのか。
続きを楽しみに待ちたいと思う。