ネタバレあり。

迷った時はね 「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ
「どっちが楽しいか」で決めなさい
このシャロンの言葉はずっと心に残っている。

試験中のむっちゃんは弟に何歩も先に行かれたと思っているが
日々人にしてみれば「俺らは2人ともまだ宇宙へ向かっている途中」。
確かにそうだとも思ったし、未来へ向かって進む限り
みなが道半ばなのだなと思った。

むっちゃんの言葉通り、A班の5人はみんな素晴らしくて
“この5人はまあ…アレだ みんなジャンケンみたいなもんだ
グーみたいな奴がいてチョキみたいな奴もいてパーツみたいな奴もいる誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?”
誰が宇宙飛行士になってもおかしくない。

やっさんはぎゃーぎゃー言っているだけのように見えて
きちんと真剣に宇宙飛行士に向かっていて
独自に点数をつけて、ふさわしい人を決めている。
最下位が自分だとはっきり言えてしまうところが男だなと思ったし
A班が点数制でいこうと初期の頃に誰か言い出していたら
B班のようになったかもしれない。
でも、誰も言わなかったし、むっちゃんが楽しいままで終わりたいと思って
みんなもそれに同調してくれる。

そしてそんなむっちゃんを
「こんな人が選ばれるのかもしれないってそんな気がしてた」
って福田さんのような素晴らしい人がちゃんと見て評価してくれる。
胸が熱くなる話が続く。