1巻に比べると、ぐっとお話の深度が増す。
花本先生の過去や、真山の恋、あゆの気持ち、
竹本くんのエピソード、はぐちゃんが長野にいた頃の話など
色々なことが掘り下げられていく。
そんな中で森田さんは相変わらずまだ謎の人。

原田さんと理花さんと3人で暮らしていた頃の話は
とても胸に響くというか、多分伝わらない人には伝わらないのだと思う。
下世話な表現でしか感想を言えない人もいるのだろうなと思うが
その場にいるその人たちにはわかることというのがあって
とても綺麗できらきらした思い出で、素敵な関係だったのだと思って
それが失われてしまったことが辛く、
飄々と大人で笑顔で冷静でいるかのような修ちゃんが
内に抱えている物が途端に見えてきてはっとさせられる。

真山のストーキング行為(笑)も同じで、
傍からはいつまでも敵わない恋にしがみついているように
見えるのかもしれないが、そのダメ男っぷりに共感してしまう。

あとがき的なページ、お宅拝見がとても好きで、
ハチクロを人に薦めるとき、この2巻のこのページのネタとノリに
ついてこられる人には自信を持ってハチクロをおすすめしている。(笑)