コロナウイルス禍の最中に、19名の作家が、ポストコロナの世界を描いたSFアンソロジー。
読んでいる時点でまだ収束の兆しが見えないので、多少複雑な気持ちになってしまった。

無人の町のフォトコンテスト「透明な街のゲーム」
タイトルままである「オンライン福男」
意思を持った図書館の中で暮らす「書物は歌う」
が特に印象に残った。

言うほど現時点では生活様式は変わっておらず
根付いたのはマスクをつける程度ではあるが
一体この先どうなっていくのだろうか。
こればかりは事実は小説より奇なり、とはならずに無事収束してほしいものだ。