少なくとも今の時代であれば、交通機関が止まるほどの台風だと
劇団側から事前に公演中止を発表しそうなものだろうけれど
一人でも来れば上演するというのもそれはそれで正しいと思う。

ずぶ濡れになってたった一人でもやってくる速水さんが健気。
流石に少しはマヤちゃんに気持ちが通じただろうか。

翌日には多数の客が詰め掛け、無事通常の上演をすることができる。
月影先生も来てくれるし、他にも有名所が現れて
マヤちゃんの演技に魅せられている。
あれほどつっかかっていた舞ちゃんもマヤちゃんの演技に圧倒されているところが
演劇の力だなという気がする。
紫織さんも思うところがあった様子。

努力家で謙虚な亜弓さんがとても好きだ。
べったり仲良しではない二人だけれど、マヤちゃんとのちょっとした会話を見る度良いなと思う。
舞台上にいるのが自分だったら、という観点で見ているところが
とても亜弓さんらしい。
亜弓さんならどんなジェーンを演じるのだろうか。
役者によってがらっと変わるところもまた、演劇の良さだと思う。