https://youtu.be/xlDSd3K1ziA

あらすじ

五島と一十三

一十三の18歳の誕生日。
ケーキを用意する五島。プレートには『直18歳』とある。
この名前を愛している気がしたから、誕生日くらいはこの名前で、
と言う五島に、一十三は「ありがとう」と言う。

 

ハムレット終演後

21時頃。友木の依頼に、公人が台詞をやろうと返信する。

@Kuresida
全てを闇に隠したまま
権力の一番上まで上り詰めた男がいる。
隠された真実が知りたい。
どうしても。
@TOMO お前に 台詞を やろう

一十三の隣に公人はいない。終演後優作と話をする一十三。
そこで美奈と偶然会い、一十三は逃げ出す。
21:30頃、公人の返信を見た一十三は「エアリアル」と呟く。

公人は第三次佐々木内閣の一覧写真を友木に送る。


それを見た優作は血相を変えて友木の元へ行き、
「絶対潰される、俺たちの場所も特定されるしアカウントも凍結される」
と言うが、友木は
「エアリアル様が決めた。フォロワー数は100万を超えた。
もう1人の自分でどこまで行けるか」
と動じた様子は無い。
天を仰いだ後、ターゲットはどいつだと問う優作。
ターゲットは防衛大臣・角光光太郎。

 

角光と八巻の動き

「SNS凍結の指示を出した、特定に動いている」と八巻は報告する。
角光は、
「内閣の中の誰かとまでは言っていない、見極める前に動けば権力が握り潰したことになる」と言う。
「100万フォロワーは選挙ならば当選ライン。足を奪え」と指示。

 

美奈と一十三

幼い頃の美奈は、直に雑草と言ってはいけない、どんな花にも名前があると言っていた。
美奈は一十三が佇んでいるベンチを見つけて抱きつく。
「会いたかった。だって私のチャットのハンドルネームはトロイラス」

 

公人と友木

図書館でSNSを通じて会話をしている二人。

これだけの挑戦を投げればすぐに我々の身元特定にかかるでしょうね

@POLON

お前の存在は

@AIRREAL

しばらくはアカウントを変えてすり抜けられるでしょう

@POLON

すまないがしばらく耐えてくれ

@AIRREAL

こんな日が来るとは思ってましたから
私は大丈夫です

@POLON

その間に向こうも陰で動けないようにしてやる

@AIRREAL

エアリアル様
一体何を?

@POLON

直接ぶつかってやるのさ

@AIRREAL

ソファを飛び越えて歩き去る公人。

閉館後。『A』 へ向けたDMが表示されたスマホが机の上にあり、それを持ち去る友木。画面には、

動き出しました。
もう、後には引けません。

@POLON

との表示がある。

 

五島と木佐貫

事件の裏に隠された倶利伽羅の隠蔽事件とは!?

クレシダ事件を長年追ってきた筆者が、倶利
伽羅会との繋がりを証明する決定的な証拠を
□ □ □ 国の防衛大臣。角光光太郎と倶利伽羅
□ □ □ □ 犬飼一心まで関与している事が判明
□ □ □ □ □ 国の腐敗か、はたまた倶利伽羅会
□ □ □ □ □ □ の事件を闇に葬った犯人を、長
□ □ □ □ □ □ □ から暴く!!!

週刊新流編集長の木佐貫宏人へ原稿を見せる五島。
「面白い記事だが危険だし確証がない」と言う木佐貫。
「確証はある。この記事を始めるためにこの仕事を始めました」
「十中八九裁判になる。報道の前に会社なんだ」という答えを聞き、退職届を出す。
「本当に泣いている奴がひとりいる。それを救ってやるのが真実だと俺は思います」

 

指名手配される一十三

「クレシダはあなたね」と言う美奈。
「絶対に迷惑はかけない」と応じる一十三。
幼い頃名前がわからず、調べてきて告げた花の名前、露草。
花言葉は変わらぬ思い。
「もう会えると思ってなかった。あなたは新しい人生を生きてると思ってたから」
「生きてるよ。あの日から」
パトカーがサイレンを鳴らして近くへやってくる。
荻島ともう一人が降りてくる。
丁度その時優作から電話があり、
「おまえやばい。指名手配されてる。ネットにも出てる」と一十三に告げる。
慌ててネットを確認すると、ニュースになっていた。

宗教家・犬飼一心さん殺害未遂で池永一十三容疑者を指名手配

倶利伽羅会の総帥である宗教家・犬飼一心さんをナイフで刺した容疑で、池永一十三(ひとみ)容疑者(21)を殺人未遂の疑いで全国に指名手配した。
犬飼さんが刺されたナイフからは、池永容疑者の指紋が検出された。池永容疑者は倶利伽羅…

駆けつけた刑事は雪谷美奈の話をしている。
公園内に視線を送る荻島。

五島はネットを見て「くそっ」と叫び、原稿を持って印刷所へ向かう。
だが入稿はもう間に合わない。


バーにいる友木と優作。指名手配は伝えたが電話は切れた。
「喧嘩売る相手間違えたなエアリアルの奴」と優作は言う。
「問題なのは一十三がクレシダだと発表するか否かだ。
痕跡は消しても相手は国家だからいずれ俺たちのところにも辿り着く」
と言う友木に、優作は
「別に悪いことしてねーし、俺は。あっという間にここまできたな」
と言う。

 

宣戦布告

角光に携帯『不明』宛に

この日の為にここまできた。
お前と戦うために。

@AIRREAL

というメッセージが届く。
「好きなだけやるがいい。これは宣戦布告だ」
立ち上がるエアリアル。

パトカーから遠ざかるべく走っている一十三と美奈だが、途中で一十三が
「ここでいい」と美奈の手を離す。
「一緒にいたら巻き込まれる。美奈には関係ない。この先は絶対に許さない。
会えるなんて思ってなかった。一生心で背負う傷を与えてごめん」
と言って走り去る。
「傷じゃないよ、傷じゃ」と呟く美奈。
幼い頃、「お母さんはまた帰ってこない」と言う直に美奈が
「大丈夫。絶対大丈夫」と励ますと、直は「絶対なんて言葉、ない」と答えた。

歩いているエアリアル。
携帯を見ている友木。
何度も電話をする優作。
原稿を抱える五島。

あのときの真実を知っている。
さあ始めよう。

一人逃げている一十三の肩を、刑事が叩く。
逃げようとすると突き飛ばされる一十三。
しかし駆けつけた美奈が刑事の後頭部を棒で殴打して気絶させる。
「これでいく理由できたよ。この先は絶対許さないって言ったけど、絶対はないって言ったのあなたじゃない。
あなたがクレシダなら、私はトロイラスだもん。
ずっと心にあるもの、それはあなただから。私も行く」
そんな美奈を抱きしめる一十三。
「あなたの復讐劇は私が主役でしょう」

離れた所にいる公人が、「一十三ぃ! 行けぇ!」と絶叫する。
走り出す二人。

五島が確認すると、発売された雑誌には自分の描いた原稿が載っていた。
「泣いているひとりが真実か」と呟いている木佐貫。

 

復讐劇の幕開け

国会議事堂前に車を停めている八巻。
「記者がつめかけるでしょうがそのまま入ります」と角光に告げる。

復讐劇の幕開けだ。

@AIRREAL

というDMが届く。
前から歩いてくる公人。

力を貸してほしい。真実の為に

携帯を見ている一十三 。美奈となにか言葉を交わす。
先に歩く美奈。ここは、夜に公人が歩いていたのと同じ場所。
公人とは逆の方向へ歩く二人。振り返る一十三。

公人は停車している角光の車の横を、窓の中を見遣りながら歩き去る。

11年前
静岡県登呂井市・深津病院にて息を引き取った
岸本玲という女性の情報を知りたい
あの時病院内にいた人間を
探してほしい

 

感想と考察

大人たちが恰好良い

前も書きましたけど、始まった当初はてっきり
五島さんはクレシダを追い詰める側なんだと思っていたので
こんなに五島さんにきゅんきゅんすることになるとは思ってもいませんでした。
保護司(未確定)をするくらいだから良い人なのはそうなんでしょうけど
良き兄貴であろうとしてくれていて、すごく一十三に優しくしてくれるのが嬉しい。
直という本当の自分の名前に一十三が愛着があるであろうことを言わなくても察してくれている。
で、このケーキ手作りなんでしょ? もうそれだけで泣ける…。

どちらかと言うと倶利伽羅会総本山で犯罪をやらかしたのは五島さんだったりするんですが(放火)
そうまでしても直を助けたくて、今回もどうにか援護射撃をしたくて
記事を書いたんですよね。それがしたくて、前の仕事を辞めた。
この一年、直の為に生きてきたんでしょうね。切ない……。
すべてが終わったら笑顔で一十三と会えるようになれたらいいんだけど。

くしゃくしゃの原稿を抱えてしゃがみ込んでいる姿が辛かった。
そしてなんで牛乳を瓶で飲むのよなんか通だな。(笑)

そんな五島さんの気持ちを汲んでくれる木佐貫さんも男前です。
編集長というポジションでも会社員ですから、木佐貫さんもクビ覚悟なんでしょうね。
下手したらもう辞表を出しているかもしれない。
でも原稿を密かにコピーしておいたってこと??
そう言えばもう辞めたのに原稿引き出しに置いて帰ったってことなんですかね、五島さん。

荻島さんはどう動くつもりなのかも気になるところ。
なんだかんだで、一十三を逃してあげようと思っているのではと期待しますが。
だって折角の覆面パトでわざわざサイレン鳴らして来てるし…。

 

友木さんの謎

友木さんにとってのエア様とは

前回時計をわざわざ確認していたので、多分優作が動けない
ハムレットが開演してから依頼を投稿しろという指示がエアリアルから
あったのだろうなと思うのですが。
公人が返信するのが2時間後。小劇場系なら終演してそうなタイミング。
劇が終わって公人だけ先に帰って、その道すがら返信したんでしょうか?

優作が友木の所に駆けつけた時も、
「エアリアル様が決めた」とぶれない様子。
降りるか、とだけ言うのが、2話で「なら抜けろ」って言っていた エアリアルを思い出します。
今までも4人の中で、多少の方針の違いでこういうやり取りが何度もあったのかな。
ターゲットはと訊かれて角光と答えた後のニヤリも気になるんですが
繰り返し使われる『もう一人の自分』って何を指すんでしょうか。
一十三にとっての公人と見せかけて、クレシダアカウントという”別名”かと思わせて
でも3話で一蔵さんも言ってますからね…。すごく謎です。

公人と話していて、アカウントを特定されるだろうと答えた時
公人が「おまえの存在は」って言うのってちょっと違和感ありません?
今までハッキングなんかをしているときに、身元がばれないように細工くらい
友木はしていそうなんだけど、国家相手だとそれでもばれる?
『存在』が身バレを表すなら、友木だけの問題じゃないはずなのに、
敢えて友木だけの話をしているのも、アカウントを変えてすり抜けるという言葉も違和感があるのです。
TOMOのアカウントの話なのか、POLONの話なのか。
クレシダとしてというより、父の敵討ちをしようとしているのがバレないように
という意味合いなのかな。

八巻さんも怪しいんですよね。
第三秘書なのに滅茶苦茶側近な感じだし、名前が入水さんなんですよね?
友木さんが貴や樹でもなく木なのがやや引っかかってたんですが
兄弟説は確かに頷けるところなんですよねぇ。

隠し子だとか、まだ存在がバレてないみたいなことだったり。

公人と話しているのは昼間っぽいのに、閉館後に机の上にあるスマホを回収するシーンがありますよね。
画面には『A』 へ向けたPOLONのDMが表示されている。
2話でエアリアルにDMを送った時は、画面上部の表示は『公人@AIRREAL』でした。
単に、アカウントを変えてすり抜ける一貫でエアリアルの本名を消して
イニシャルだけにした、にしては、自分はPOLONのままなんですよね。
公人に送ったんじゃないとしたら、誰に
『動き出しました。もう、後には引けません。』と送ったのか。
エアリアル様とエア様は別人なのか。
友木さんが裏切り者パターンだけはやめていただきたい……。

角光さんが「足を奪え」と言っていたのも気になるところ。
足っていうのは何を指すのか。ハッキングのできる友木??

 

ハッキング能力はどれくらいなのか

友木さんのハッキング能力もやや疑問になってきたんですが
依頼者の裏取りや位置情報検索ができるのだから
優作に電話をさせるなんてアナログな方法じゃなくて、
一十三の居場所を探したり
警察無線を傍受して安全な逃走経路を調べたり、できないのですかね。
「一十三は」って優作に訊いている様子は芝居には見えないけど
だったら今こそあなたのハッキング能力が必要なのではないの?
国家相手には勝ち目がない、のでしょうか。
ごく個人的には国家というか警察はITに弱い人が多い印象ですけども。

 

無防備だったのは餌ではなかったのか

そもそも、依頼人の前に顔を晒すし、2話では図書館にまで来られていて
あんまりにも無防備だったクレシダ。
故あってわざとそうしているのかと思ったんですが、今更
「俺たちの場所も特定されるしアカウントも凍結される」と優作が言うのも
なんか変ですよね。
敢えて隙を見せて敵を呼び込もうというのではなかったのか。
そうでないなら依頼者の前に変装もせず顔を見せるのは可笑しい。

総本山で一十三はナイフを素手で触っていましたし、当然指紋は出るでしょう。
指紋が出たからといって即座に本人が特定されて指名手配されるからには
一十三は前科者というのは確定なんでしょうね。

 

優作の思惑は

優作はどこまで、何が計算ずくなのでしょう。
劇団プロスペローカンパニーに入団したのはいつなのか。
目的は美奈に近づくことだったのか。
一十三を公演に誘ったのは美奈に引き合わせる為だったのでしょうが
フードで顔を隠してた彼の内心はどんなものだったのか。
笑っているようにも泣いているようにも見えます。

優作は少年Bの関係者なのか。
実は事件の本当の犯人は美奈で、復讐をしたいのは美奈なのか。
はたまた、隠された真実を本当に知りたいと思っているだけなのか。

クレシダに入った理由は?
ランダムに依頼を決めて解決して
インフルエンサーとして名前が売れていくのが楽しかったのか。

個人的には今回「喧嘩売る相手間違えたなエアリアルの奴」と
エアリアルに言及していたのが新鮮でした。
どういう認識なんでしょうね。
「別に悪いことしてねーし、俺は」という言い方のわざとらしさが
どこへ向けての台詞なのか気になるところです。
友木への当てつけなのか、誰に対してなのか。

何度も電話をしている様子でしたが、一十三を心配して
一十三のスマホを鳴らしていた、と思って良いのでしょうか。

優作のアカウント、イアーゴーは
オセロを嫌っており彼と彼女であるデズデモーナを
嘘をついて陥れ引き裂きますが、それはオセロへの愛故、という悲劇。
これをこのまま当てはめるなら、優作は一十三が嫌いで、美奈と一十三を
陥れたいけれど、実は一十三が好き、みたいな。
だったら心底心配して電話をかけて「おまえやばい」って言ったんでしょうし、
自分で美奈と引き合わせておきながら複雑な心境にもなるし、
2話の依頼を「ダサい」と言ったり、友木が同情的な発言をしたりするのも
筋は通るような。

 

一十三と美奈の関係

美奈は薄々、クレシダのアカウントを運営しているのは直ではないかと思っていた。

登呂井市小4男児同級生殺害事件で
少年Aがチャットルームで使用していた名前が「クレシダ」

そして美奈が使っていたのがトロイラス。

実は美奈ちゃんがクレシダ事件の真犯人だとか、
美奈ちゃんも名前を変えているとか
元の名前がひとみだとかそんなことはないですよね…?

一十三のお母さんは倶利伽羅会に入信したから帰ってこないのか
浮気≒クレシダ 状態で帰ってこないのか。
「クレシダはあなたね」と美奈に言われて一十三が返す言葉が
「絶対に迷惑はかけない」なのが文脈的に傍から見る分にはおかしいわけで。
クレシダ事件関係者の美奈に迷惑がかからないようにうまくやる
という意味に思えるんですよね。
この先の復讐は美奈には関係ないから、巻き込みたくない。
「一生心で背負う傷を与えてごめん」という一十三に対して、
「傷じゃない」と答える美奈。
一十三は罪悪感を抱えていて、美奈はそれを傷だとは思っていない。

刑事さんを殴った時には、正直よくやったと思いました。
泣きながら、でも一十三を見送ってそのままにしてしまう女の子じゃなくて、
たとえ間違っていても一十三と一緒にいたいと思う女の子だった。
絶対ここで離れちゃいけないという瞬間を間違わず、意を決した。
強い子だと思います。
そんな大きな棒で気絶するくらい殴ったら割と死ぬとは思うけれども。

「あなたの復讐劇は私が主役」。
クレシダはトロイラスを裏切り復讐される側ですが、
そこは一十三がお母さんに話を変えてもいいと言われたことと関係あるのか。
それとも実はトロイ戦争というメインの筋の方が重要なのか。
直と美奈の、少なくとも美奈のゴールは、
約束通りクレシダがトロイラスを待っているというところなのかなと思う訳なのですが、
小学校四年生からずっと思いを引きずっているというのは切ないです。

 

エアリアルについて

魂の叫び

今回、かなり動いてきましたよね。
作為的に独自に動いている。
友木さんが依頼で権力の一番上って言ってたので総理? と思いましたが
ターゲットは角光さんってはっきり言っていたのでそこはどんでん返しは無いのでしょう。

優作は「喧嘩を売る相手を間違えた」と言っていますが、
公人本人は惑うことなく突き進んでいる印象で。
『直接ぶつかってに向こうも陰で動けないようにしてやる』と言っています。
裏から手を回されないように、先に詳らかにするということで良いのでしょうか。

角光の携帯が『不明』という表記になっていたということは
ハッキングなどなんらかの正当ではない方法でDMをしたということか。
事前に友木さんに調べてもらって?
クレシダのアカウントではなく、エアリアルのアカウントから送っているんですよね。
お前と戦う為、と敵意も確固たる意思も剥き出しの公人。
「好きなだけやるがいい。これは宣戦布告だ」という台詞も凄かった。
何をされても大丈夫な自信があるのかどうなのか。

「一十三ぃ! 行けぇ!」は渾身の叫びでした。
今までの諸々表情に出さなかったエア様とは結びつかないほどの叫び。

そして、『復讐劇の幕開けだ。』とDMを送りつつ
角光の車の横を通り過ぎる姿も挑戦的です。
ここの言い方も、普段より厳しめのニュアンスでしたし、
少なくともエアリアルにとって、本当にここが最終章の正念場なのだろうということがひしひしと伝わってきます。

 

存在しているのか否か

クレシダのツイートの、『 探してほしい 』だけが一十三の声でした。
公人は一十三にとっての別人格やそれに類する概念的存在
だと思っているのですが、
それを否定するような今回の演出が3点。
1つ目、友木さんが図書館で公人の方へ目線を上げた。これはまぁたまたまと言えなくもない。
でも、2つ目の通行人の女性が、女性とエア様の間を通っていったのは明らかに可笑しい訳で。
3つ目、大臣が公人を見ているのは、これも記者を警戒していただけ、と言えなくもないけれど、公人を見ているように見えてしまう。

一十三が携帯に触れない状況でエアリアルがツイートしていることは今までない(はず)し、やっぱり公人は一十三の別人格だと思っているのですが、
それだと今回、夜中にあの山道?を通ってひたすら徒歩で国会議事堂前へ来たエア様、夜が明けて美奈ちゃんと通る一十三がいるわけで
時系列が可笑しくなるんですよね。

そもそも実は時系列がずれているのかなと少し思ってみたり。
公人と友木が話していたのは実はかなり前だったり?

 

謎が謎を呼ぶ

もう割と全然わかんないなという気持ちになってきました。(笑)

オープニングでみんなの目線にも意味がありそうだし
今回は特に、優作君なんて舌を出すというあからさまな感じですし。

世間的なクレシダ事件の犯人=少年A=岸本直=池永一十三。
ここは多分、確定で良いのだろうと思います。
一十三の目的は、お母さんが殺された事件の真実を暴き、隠蔽した者たちへ復讐をすること。

倶利伽羅会の闇がどこまで闇にシフトするかによっては、
薬や人身売買なんかも考えられそうです。
国家、主に防衛大臣が隠蔽したい事実ですし、かなり大きそうですよね。

クレシダ事件の真犯人は美奈ちゃんかもしれないとちょっと思っていますが、
2話の原っぱのシーンで出てきた少年、ちゃんとした恰好させられてる→おぼっちゃんという短絡的な思考をすれば優作かもしれず。
この場合は優作の目的としては、一十三を手助けをしたいのが純粋なところで、
一十三=直と確信が持てたから「 やっと俺も辿り着いた 」。
付随して父親へお灸を据えたいという気持ちもありそう。
そうでないのなら、端から裏切るつもりでクレシダに近づいていそうですが
それだったら裏とり要員の友木さんの手落ちになります。
わざと迎え入れたのか。

友木さんがエア様に心酔している理由は全くわからないですし、
優作といるときは砕けた調子なのもまだ理由が見えてこない。
クレシダに入った理由は、父の敵討ちで、仇は角光なのかなと思うのですが
優作が角光の息子だとして情報を引き出していた感じでもないので
何故味方に引き入れたのかがわからなくなってくるんですよ。

そしてやっぱりなんと言っても謎な公人。
もう一人の自分がイマジナリーフレンドや二重人格ではなくて
アルマジェミニ的な単に分身のように気が合う友人だったとして。
なぜ一十三と公人が組んだらクレシダがインフルエンサーになれたのか。
公人はどんな力を持っているのか。
本当にエアリアル的存在で、最初はみんなに見えていないけど
今は姿を見せたり消したり自由にできる、のか。

残り3話での回収が本当に楽しみです。

 

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