一次元の挿し木 感想

古人骨のDNA鑑定をしたら
四年前に失踪した妹のものと一致した
というところまでは面白かったが、種明かしが突飛過ぎる。
そこに至るまでの諸々もリアリティがない。
妄想に付き合って葬儀を上げるだろうか。
6年前に事故で死んだ娘宛の電話が来ても
相手がその事実を知らない程久し振りにかけて来た可能性も高く
まず「からかっているのか」という発想にはならないと思う。

ネタバラシが始まってからはご都合主義で
ラノベ的なライトでリアリティの無い展開が続く。

折角科学的なアプローチで攻めるのかと思いきや
カルトが出てきてすべての不思議も
カルトの無茶で終わってしまうのはがっかり。
謎解きの興奮や意外性は全く無い。

てっきり本格ミステリーかと思ったのだが。
挿し木が伏線というのが多少面白いと思った程度だった。
絶賛されているのが不思議に思ってしまう。