左ききのエレン (10) 感想

これで本当にOKなのか判断基準もわからないまま
判断を迫られる光一の状況には同情する。
過去のカタログを参考にしようと思いつけたのは偉いし
現場の人たちも新人であることは分かっているのだから
わからないことは教えを乞うて理解できてから判断するのは正しい。
できなかった、という自覚も大切だ。

久米田さんの態度がちょっと不思議だったが契約社員とはなるほど。
どれだけ仕事ができても定額使いたい放題で正社員にしてもらえることは
大抵ないだろう。
新人がやる仕事は誰かが築き上げた大事な仕事を分けてもらうしかない。
それに気がついてから大事なスニーカーを履き始めるのが好きだ。

初登場時からなんとなく好きではいたが八谷さんも良いキャラ。
エンドロールは作品を照らす者たちの光。
その作品に関わった多くの人に、そして作品そのものに僕らは照らされている。
素敵な言い方だ。

「どうしてここまでやる?」
「こんなにこだわっても人には伝わらない」
「これくらいで十分だろう」
何かをかけて一生懸命やっている人はどこかでこう思って
一体何をしているのだろうと思ってしまうことが実際あると思う。
そんな時にあの人ならここで妥協しないと自分を励ます
その名前に自分があげられているなんてなんて光栄なんだろう。
仲間がいるということは、一緒に旅をするということではなく
自分と同じように孤独と戦う仲間がいることから勇気をもらえるということ。
エレンがジェイコブスに最後まで一緒にいると言ったのと近い気がする。

親が子供に対して夢なんてあるだけ荷物だと言ってしまうのは辛すぎる。
佐久間はそこから立ち上がったのか。

デザインが上手くなったんじゃない、仕事に慣れただけ。
それは事実だろう。とても厳しい言葉だと思う。