プラチナエンド (3) 感想

大人が味方になるのは展開が動きやすいし
リアリティも加えられて面白い。
死を覚悟するのは人生に絶望するばかりでなく、
病気によって寿命を宣告されてというのも
あって当然だ。
自分が死んでしまうからこそ、家族のために
非道な人間が神になることは阻止したいという気持ちもよくわかる。
ミスリンのキャラクターも強烈。
まともな人間なら、その力が自分にあるのに
連続殺人を止められないのはやきもきするに決まっている。

六階堂は頼もしい反面、子供からしたら
急過ぎてしんどくなりそうな気もする。
大人で死を覚悟しているから多少スケールも違うし、
一時犯罪者にされたとて
「すべてが明らかになった時英雄になる」
という信念の強さが凄い。

それに対して明日は少年漫画の主人公としては勇気もなく
決断力も乏しいのだが、それがリアルであるとも言える。
いわゆる無敵の人であるメトロポリマンに対して、赤の矢でしか対抗しない
というのはどう考えても勝ち目はないと思うし
かと言って普通の武器で対抗できるのかも怪しいが
丸腰で行くより少なくとも防具を調達してもらえたのはありがたい話だと思う。
比較的見た目もまともだし、メトロポリマンのコスプレよりはよほどマシである。