やさしい訴え (文春文庫 お 17-2) 感想

浮気され暴力を振るわれ、モラハラを受けても
何年も離婚に踏み切らない主人公にどうしても共感できなかった。
犬に人間用のクッキーをあげないで欲しいし、
犬を殺してやると言って情夫を脅迫しないで欲しい。
どうやって殺そうか具体的に考えるほどだった癖に、
犬を撫でて可愛がるような素振りをするのはやめて欲しい。
不愉快だった。
「犬でもボケるの」という台詞も上から目線に思えた。

夫に暴力を振るわれたときの傷が
重傷だったら復讐できる、というのは
病み過ぎだがわからなくもない感情だったし、
思わず別荘に来てしまったというところまでは良いが
新田とできてしまったり薫を疎ましく思ったり
という流れがどうしても受け入れられなかった。