青の花 器の森 (5) (フラワーコミックスアルファ) 感想

何故断ったのか、嫌だから断った訳ではないことくらいは
きちんと説明してあげて欲しいなと思う。

器を入れ子式にして、更に上から見て
波紋に見立てるのはとても綺麗。

誕生日に欲しがっていたピアスをくれる友達も素敵だし、
誕生日だと知って慌ててケーキを買ってきてくれるのも素敵だ。
蝋燭に火をつけてみようとするのも、火を綺麗だと思えるのも、
そうやって思い出を更新することに前向きになっているのも素晴らしいなと思う。

窯から出した器がうまくできていて嬉しくて、早く見せたいと思う龍生くんがとてもキュートだ。
青子には、変に考えすぎずに応えてあげて欲しいなと思うのだが。

元彼がどうしても自己中心的で腹が立つ。
これ以上近づかないなど、本人は紳士的で十分気を使っているかのような
振る舞いをするところがさらに苛立つ。
器が完成したのが嬉しくて、机に置いて眺めたら効率が上がりそう
と言いながら見とれて全然作業ができないところがちょっと可愛い。

器が本当に綺麗だし、龍生くんと一緒にいる時の青子が自然で
作家として一歩も踏み出せて
ふたりが自然に心が近付いて行くのが良かった。