青の祓魔師 14 (ジャンプコミックス) 感想

ネタバレあり

幼い勝呂に要とはなにか訊かれて、
大事な物、とかではなくきちんと
「扇の持つところ」と説明する柔造が良いなと思う。
真心を受けてストイックに努力してきた勝呂。
もう戻れない、と思う姿は見ていて辛い。

燐が覚悟を決められないのも、
確かに人の味方でいなくちゃというのは
当然そういう考え方になると思う。
そこから、何を持ってして悪魔なのかという疑問を
外道院との会話から思わせる構成が素晴らしい。

折角差し出された手を取れない出雲が
もう遅いと思いながら助けてと泣く。
そこに降り立つ燐は紛れもない主人公だ。
外道院に言われる理屈なんてすっ飛ばして
「泣いてんだろうが」が燐らしくて良い。

お母さんが最後にまた、宝物と言うところも
出雲がやっとみんなに助けと言えるところも泣ける。
人間が嫌いだ、おまえもそうだろうと外道院に
同意を求められた出雲が、
「今は思わない」と短く答えるのが良かった。