違国日記 6 (フィールコミックス FCswing)

学校と電話してしんどい世界中がうるさいとなる慎生ちゃんにちょっと同情してしまう。
年齢が大人だから、ちゃんとした大人のように振る舞わなければならないのはそれだけでなかなかしんどい。

朝がいちいち恋バナに持って行こうとするの、本当にうざいと思ってしまう。
えみりがはっきりうざいと言える子だからまだしも。

小説家である叔母の苦しみを理解しようともせず
好きなことしてんだからよくない、
たまな昼間からビール飲んでるしと笑うのが
無邪気で無神経ですごく嫌だ。
昼間からビールは普通仕事している時間だから思う感覚で、
夜勤の人は昼に飲むのが当然だし
小説家は不規則に24時間働いているのだから
仕事が終わったタイミングで好きにしたって良いだろうに。

書いた歌詞を躊躇なくサラッと人に見せてられることも
褒められることを期待してるいるのも、
やっぱり朝は愛されて育ったよなと思う。
アドバイスを折角貰っても怒る傲慢さもそうだ。

慎生ちゃんたちの正月会はすごく素敵だ。
この中で披露される笠町くんのエピソードは、
いい人だけど疲れてしまうなと感じた。
ギブアンドテイクじゃないな、と思って自己嫌悪に陥りそうだ。

作家のスランプの話で、単に書けないだけでなく
書けるは書けるけど味がしないこともあるのが
とても納得がいく。寂しくなる。
生み出す作業は常に孤独との戦いだ。

色んな時間軸、いろんな人との話が
目まぐるしく変わるこの構成が、
語弊があると言いつつうるさい雑音が多い大変さを
実感して大変秀逸。

ジュノさんも朝に対して対等で良い人だ。
朝は槙生ちゃんのお蔭で随分恵まれていると思うが。
高校生で親や先生以外の大人の友達なんて中々持てない。

両親の一周忌じゃ無くて真ん中バースデー。
したいことを朝が見つけられたのも良かったし
それをやろうと、すごくいいと褒めてくれる慎生ちゃんも優しい。

朝から両親が死んだと聞いた時、えみりが
もう絶対友達辞められないじゃん、と思うのがとてもリアルに感じる。

親の影響なのかもしれないが、朝のひとりよがりで他人を決めつけがちなところが鼻につくようになってきた。
誰でも恋をするわけでは無い、と教えてもらってもきちんと考えられないし
人に考えすぎだと言うのがとても嫌だ。

折角なら苦しんで生きたいといえる慎生ちゃんが恰好良い。