ハルは何故スキルをもらえなかったのだろうとずっと気になっていた。
やはり後からではあったが貰えてはいたのだ。
持っているのに使わなかった理由。
コピー能力的なものかと思いきや、そうなのだがハルの仕事だからこそ意味のあるスキルだったとは。

上っ面の言葉にしか聞こえないが、上っ面で生きている人間だからかそれが本音。
シクラソさんのこと、本当に好きだったんだろうか。
百隊長がまさかそんな雑魚だったとは。どうして昇進出来たのだろう。

結局どうなるのかと思ったら、魔物と戦って全滅という話に落ち着いたか。
シクラソさんの埋葬シーンは辛かったし、マダムがハルに帰って来てくれてありがとうというのも切ない。
お店でハルが代わりに自分が歌おうとするのが偉いし
満面の笑みで手拍子をするスモーブが可愛かった。

おじさんの話は思わせぶりで少々先が不安にもなったが
ルペちゃんとキヨリで茶飲み友達になっているのがとても素敵。
この世界では女だけで外でお茶をするのも戦いだけれど
スモーブのお店だしちょっと安心できる。
キヨリも吹っ切れていい性格になった感じがするし
彼女たちを見て素敵だなと思ったり自分もしたいなと思ったりする女の人が増えて
もしかしたらスモーブのように、女の子がそうすることを応援してくれる男の人も出てくるかもしれない。
そうしたら、彼女たちは世界を変えることになる。
少しだけ、良い方へ。
ラストのハルの笑顔は最高だ。