小説が好きだが、このコミックも面白い。
作画の方の絵の雰囲気も合っている。
収録されているのも小説通りではなく
色々な巻からチョイスされている。

自分が徒歩なら兎も角、馬に荷物を積んでいるのに
行きずりの人に荷物を持たせたがる神経がわからない。
法で禁じられていないということは許されているということではない。
それを告げるのがレーゲルさんなのが良い。

声の大きさで 国の正史を決めるというのはちょっと面白かった。 皮肉にも受け取れる。

銃のオーバーホール中に代わりの銃を貸してくれるのが少し面白いと感じた。
森の人との出会いもここだったなそういえば。
1巻の最後にこの優しい国のエピソードを持ってくる構成は素晴らしいと思う。
種をに譲るさくらや手紙を読んでふーっと息をつくキノの描写があまり無駄に説明したり語ったりすることもなく良い終わり方だ。