待ち伏せの岩、何より話を聞いてくれず子供扱いをするお父さんが辛かった。

火焔、自分なら文句を言われてまで他人とは暮らせないなと思う。
辞めた職場の人が戻っておいでと言ってくれるのは救われる。久美も相続放棄などまともな対応を取ってくれたのは良かった。
尾端さんを呼んでくれたのも凄いと思う。
確かに気が済む前にまた腹の立つことがあったら積もり積もって爆発するだろう。
これからどう暮らすかを考えるのは、良いことだと思う。

歪む家がとても怖かった。
ただ弥生が作った物全てに魔がさすわけではなく
たまたま合わせ鏡になっていたのがいけないだけで良かった。
素敵なドールハウスを作ってあげて欲しい。

誰が袖、自分なら怖くて色々悪いことを考えそうなので
和花さんはとても偉い。
暴れた、というのが具体的にどうなったのか怖いが
本人も本当は手放した方が楽なのに抵抗してしまう
というのは現実に儘有ることだろうなと思った。
自分ならそれでも怖くて手放したいような、
手放したほうが罰が当たりそうな。
嫌な思いがみんななくなって良かった。

骸の浜も、やはり見えてしまうのは怖すぎる。
しかも昔はありがたがられていたのに
今は気味悪がられるのがきつい。
それでも探してあげるのが凄い。使命とでもいうのか。
怖いだろうに逃げずに向き合うところが偉すぎる。

茨姫は個人的に一番きつかった。
家を継がなかったら不出来と思われるような田舎で
母親に疎まれたらとても生きていけない。
好かれていれば生きやすいかと言えばそれも度を超えていればただの束縛で。
小さい頃は仲の良かった姉妹が母親の固執で壊されるのが辛すぎる。
薔薇は響子が切ったらおとなしくしていて、
だから依頼なら我々が切ってもおとなしくしているだろう、という言葉や
そもそもの発端の残してあげて欲しいという言葉が
温かく染みた。
この家で暮らすのはどうなのだろうと初めは心配だったが
お隣さんも良い人であることが分かって
お姉さんとの良い思い出も見つかって
お茶をしながら過ごせそうなのが良いラストだった。