リュウのキャラクターがぶっ飛んでいて良い。
自分の知らない人間に引っ掻き回されて嫌だった太一の気持ち、少しはマヤも思い知れば良いのに。
「聴者はいらない」と切って捨てるリュウが寂しいとも恰好良いとも思う。

航平が心配して病院まで来てくれるのが嬉しい。
過去のことを話す太一。
太一を引き取ってくれたおじいちゃんはとても恰好良いが、両親にお金は出させた方が良かったと思う。
心配だったでしょ、無事でよかったねと言ってくれる航平で良かった。
でなければ太一はきっと1人で泣かずに耐えていただろう。
航平のお母さんが意外と明るくて軽めに振る舞ってくれるのがいつも救われる。

リュウが聴こえないと何もできなくなるみたいな言い方ムカつく、と言うのも分かる。
しかし差別というつもりも当然なくて、今できることができなくなるのは嫌だというのは
人として当たり前の感情だと思う。

番外編も短い中におばあちゃんの優しさを中心に
如何に太一が真っ直ぐ育ってきたかがぎゅっと詰まっていて良かった。