数ページごとにまとめられた短い章が続いていく形式で読みやすい。
事件の解決エピソードというより、死後の世界についての話も多かった。
ばななさんのブログに出てきて、タイトルが面白いなと思って読んでみたが
確かに大昔人間はテレパシーで会話していたというのは時々聞く話。
実際に本当かどうかはわからない。
筆者自身、当初は精神的に変調をきたしての幻聴も疑っていた訳で
当然、同僚や読者の中には胡散臭いと思う向きもあろう。

個人的にはこういうこともあるだろう、という感じで信じられるし
刑事というオカルトからは凡そ正反対にありそうなご職業の方が
こうした本を出すというのはかなりの勇気がいったのではと思う。

以前、耳鳴りがする時は霊が側にいる説は
実は霊の声が耳鳴りとして聞こえるのであって、波長が合う相手なら
声として聞こえるという話を聞いたことがある。
個人的な経験から、この話は納得するものがあったので
見えないが声が聞こえるというのも「そういうこともあるだろう」と思っているので
興味深く読んだ。