かがりの事情を聞かずただ助けてくれる慎悟。
正直なんの為の隠里なのだという気はするが、
この能天気とも言える優しさが篠塚を安心させているとも思う。

かがりのように孤独な心境だと、名前を呼んでくれる人が近くにいてくれるだけで随分心温まることだろう。
想像力がなくてたまたまその位置に生まれついただけで他者を蹂躙してきたガキが
逆の立場になったらどうなるか見物、と言って
大介が助けてくれるシーンは恰好良い。
お父さんの事件、過剰防衛だったにしろ執行猶予もつかず殺人犯として服役というのは正直厳し過ぎると思うのだが。
なんにせよ、よく言い返したと誉めてくれるのは素直に嬉しい。