アルテ 6 (ゼノンコミックス)

過去の話を読むと、戻ってきてからのカタリーナにとって
どれだけユーリが心の支えになっていたことだろうと思う。
ボーナとジモがいなくなって、急に家に呼び戻されて。
大人たちからすれば普通のこと、良いことだろうが
子供からしたら突然知らないおじさんおばさんの中に放り込まれるだけだ。しかも知らない土地。
どれだけ孤独の中心を閉ざして娘のフリをするしかないのだと決意したか。

確かにアルテの雇い主はユーリだけれど、そんなにはっきり「あなたの言うことは聞けません」とマルタに言えてしまうのすごいな。
アルテの言う通り、貴族らしいふるまいをカタリーナがしたくない気持ちはわかっても
それを続けることで辿り着けるところがどこにも無い。

ジモが掛け値なしに良い子。
身分の事さえなければ、ジモと一緒に料理屋を開くような人生もあったかもしれないが。
それでも前を向いて精一杯生きてく。
ソフィアがマルタに反論をするの、どれほど勇気が必要だったか。それでも一歩は踏み出せた。
ぎこちなくもハグし合う二人が素敵。