流鶯を見て、落ち込むよりもこうでなくちゃと思う潤平。
蹲る流鶯に声をかけるのが兵ちゃんなのも
兵ちゃんに母親への思いをダブらせてぶつけるのも苦しいし
それを雪合戦にまぜろよと割って入れるのが
流石潤平という気がする。

ブランコは、もう踊らないのだろうか。
中村先生には、もうその夢を捨てて教えてあげてくれと言われていたけれど
彼の進む道も気になる。

流鶯が『あの人の刷り込み』から逃れるのは
多分なかなか難しいことだろうと思う。
だが少なくとも潤平の存在は、なにかのきっかけにはなってくれるはずだ。
流鶯は結局、お母さんに認められたかったし、
今更と思ったのも確かに真実なのだろうが
許してあげたいのだろう。
真鶴さんがあの感じでは、普通の親子関係は難しいだろうが
なにか良い関係が見つかると良いのだが。

兵ちゃんも、一瞬光が見つかったようだったのだが
どういう生き方を見つけるのだろう。
資格なんて必要ないし、持っているとも言えるし、
ここにいたいと思うならいられる道を探しても良いのに。

潤平のお母さんとお姉さんの、
「父ちゃんも観たかったろうな」「ま、観てるっしょ」
という会話になんだかほっとした。