君の歌声にキスを 1 (1) (プリンセスコミックス)

ヒューマンドラマのジャンルだったので読んでみたが
恋愛少女漫画の方が強いと思う。

主人公のトラウマになった発言、小学生なら
まだ照れくさくてみたいなのも分からなくもないが
あまりに子供っぽすぎるし、周りが同調するのも解せない。
トラウマを乗り越えてプロに見初められデビューという
シンデレラストーリーを辿りそうだが
割とトントン拍子でご都合主義な展開なところがある。

一星は別に二年程度海外にいただけで随分かぶれているし
遊びにおいでと言われていたとは言え勝手に入って
英語で抱きつくのはいくらなんでも。
もともと帰国子女で、というなら百歩譲ってという感じ。
恋に堕ちるのも告白するのも予想以上に早かった。

華音の声が一体どんな声なのか疑問だったが
ハスキーなくらいでそこまで言われ続けるものだろうか。
覆面バンドとしてYou Tubeに動画をあげるのは有りだと思う。
ただ、ファンだったら音や動作の癖、フードからチラ見えするパーツなんかで気づくと思う。
誰一人Lusterじゃない？ってコメントしないし
それなのにたった一曲のカバーだけでバズるのも違和感。
華音が動画と同じパーカーに見えるものを大学でも着ていたのも大丈夫なの？と思った。

スタジオで音が鳴っているのを見て
お父さんが生きてた頃を思い出すのはとても良かった。