ベレー先生はとても好きなキャラクターだった。
飾らず素直に言葉を伝えてくれるところが
好感が持てる。

”自分らしさと いうものは
他人と違うから らしさであって
それが誇らしい ときもあれば
辛いときもある”
というのはよく分かる。

確かに珍しいものに警戒するのは動物の本能でもある。
だから仕方ない、覚悟して出てきた、
傷つかないわけではないけど
押しつけるつもりもない
というベレー先生の考え方が素敵。

コレットの親友にさらっと格上げしたがるディオ様とヘルメス様がとても可愛かった。

コレットの過去は思っていた以上に壮絶だった。
やっと故郷に辿り着いてぽつりと「ただいま」と言うコレット。
不幸の半分は旅人が運ぶという言葉は悲しい真実だ。
風邪じゃ無いと気付いても、関係値も習慣もあるから助け合いをやめることもできず。
小さい村にあっという間に感染症が広がることのやるせなさ。
2人が着いてきてくれて本当に良かったし、
ハデス様も来てくれたのは嬉しい。

自分が感染している可能性を考えて、コレットを見つけた後も
すぐに街に出て行かなかったアンノ先生は本当に立派だ。
コレットが
「薬師の勉強をして何が起きたのか理解できたから区切りがつけられた」
と言っていたのは成る程と思う。
それにひと運は確かに最高だと思う。

もう駄目だ、俺は泣くと宣言して泣いてしまう
ディオニュソス様が優しくて可愛いし、
他に見ておきたいものはあるかと確認してくれるハデス様の心遣いも良い。

コレットがいなくなったら嫌だなと言うディオニュソスも
そうやって感情を出さないだけで
同じ様に思っているヘルメス様も優しい。