自分の感覚で言うと、青子が随分ぐいぐい行くなというか
酔っていて多分記憶もないのだし自分なら知らないふりをするだろうに
見ちゃった、聞いちゃったとはっきり言ってしまうところがすごい。
青子のそれでも嫌味のない所がとても好きだ。

作家になるつもりはないという、青子の言うことはわかる。
だが、作品を気に入った人がこういうものが欲しいと思ったときどうしたら良いのかという龍生の主張もわかる。
作家として活動するというのは自分の作品を見てくれ
というだけでなく、自分の作品を気に入ってくれる人が
自分の作品を探しやすくするメリットがあるのだなと
改めて思った。
確かに無名の人だと、『その人の作品』を探して手に入れるのはとても難しい。

雨の絵を思いつくシーンもとても美しい。