砂の耳を持つ主人公が
オカルト的な事件を解決する為の部署に配属され
様々な事件に遭遇していく。
タイトルから連想したより内容がしっかりしていて
面白い。

主人公が安倍晴明の末裔というのがありがちにも感じてしまいつつ
本人は知らなくて、という辺りの設定は良かった。

新宿御苑は好きな場所なので舞台になっているのが
なんだか良いなと思うし、広いこともそうだが
なんとも言えない込み入った雰囲気もある場所なので
片隅にアナザーが潜んでいる場所としてはぴったりだと思う。
天狗と天使のカップルなども微笑ましい。

実際、霊媒師などその類の職を公的に現代でも運用しようと思うなら
公務員は妥当だと思う。