第4話と第5話を収録。

真面目にやろうとすればするほど隙がなくなり
うまくいかない。
食い扶持を稼ぐ為に働けば、その分稽古の時間が削れる。

助六は稽古もしないし働きもしない。
でも落語はうまい。
八雲とすれば、尊敬しつつも悔しいだろう。
どうしようもない男なのに憎めない。才能には魅了される。

八雲にどうしても感情移入して見てしまった。
女形で手応えを感じるところに自分も嬉しくなったし
舞台を本当に見ているような気持ちで引きこまれる。