主人公のさっぱりした性格は嫌いではないが
彼女が優しいと語っていたはずの夫がひどすぎたし
義実家の人の態度が不愉快。

お話自体はそれなりに面白いと思うのだが
舞台を江戸にした割に歴史考証がガバガバ過ぎる。
ちょっと調べれば分かるようなことが
間違ったまま描かれているので、
調べずに自分の思い込みだけで描かれているのかな
と思ってしまう。
着物の合わせの間違いが頻繁で修正もないとなると
凡ミスとも言えない。

主人公が女だてらに料理で生きていく話かと思いきや
そうでもないし
料理人を信頼しているからといって店主が味見もせず
不評だと責任をまるっと押し付けるし
大野屋の主人は良い人そうに描かれているけれど
ならなんでこんなことになっているのか
という気もしてしまうし
下町ということで期待するような人情はほぼ無い。