アシリパさんの奪還に成功。
崩れ落ちそうになるアシリパさんを
運転席からがっちり支えてくれる杉元が恰好良いし
その腕を掴んだ後すぐ次を見据えるアシリパさんも凛々しい。

菊田曹長とノラ坊の過去のエピソードがとても良かった。
カエコさんもなんだかんだで良い人で好き。
まだ不死身でもなければ軍人でもない杉元の姿も新鮮だった。
花沢勇作の幸せを考えてしまうお節介さが彼らしいし、
それを伝えようとする言葉が
「本当はエビフライじゃねえのかよ、この野郎ッ」
なところもまた彼らしい。
そんなやり取りがあっての勇作の最期を見てしまうと
余計に辛いものがある。

菊田さんも恰好良い。
「物ってのはな 持ち主の力が移るんだ
他人が使っていた物を身につけると
持ち主の「強さ」を 取り込める
俺がそう信じてる
俺は日清戦争で戦友や敵の持ち物を持ち歩いていた
とくに戦場じゃ心の「よすが」ってのが何より必要なんだよ」
という言葉がとても印象的だった。

刺青人皮の暗号解読は思ったよりあっさりだったが
これでアシリパさんが狙われることもなくなるし
いよいよ決戦の地へ、という感じで滾る。