首飾り事件自体の描写はさらっと流され、ド・ラ・モット夫人への刑に纏わる描写が多いのもイノサンだからこそなのだろうと思う。
あれほど人を殺したくないと願っていたシャルルが初めて殺したいと願い、
殺意を常々隠そうともしなかったマリーの存在を心強く感じ
共闘に向かおうとするところは圧巻だ。

革命の象徴ではあるが、オリビエが色々な意味で気の毒で仕方ない。

マリーの独特な自由の求め方に、共感できないことも多いのについ引き込まれてしまう。