この巻では多くの命が失われる。
これが戦いとうものだとは言え、特に後半の展開は衝撃だった。
ユリアンが間に合うものだと思って読んだので、字を目が追いながらも信じられなかった。
まさかヤンが、テロによって亡くなることになろうとは。

守ることができず最期に側にもいられなかったことが、
ユリアンとフレデリカにとってどれほど辛いことだろうか。
その中でそれぞれが依頼を受けて矢面に立とうとするところがすごいし
強いと言われたフレデリカが、ただヤンにそこにいてほしかっただけなのに
と言うところがひたすらに悲しい。
あなたには及ばないけれど、我々も本当にそれを望んでいました
という気持ちになった。