ネタバレあり

遂に処刑が終わる。史実であることを思うとなんとも言えない気持ちになるが
一刻も早く終わらせてあげて欲しいという気持ちで読んできたので
その点はやっと一息つける。

残酷な処刑を見終えて、庶民たちが興ざめていく様子がリアルでもあり
それならもっと早く気づいてあげてほしかったとも思うのだが
気づいてくれたことはせめてもの慰めである。

マリーに対する祖母の対応が苛烈。
ただ彼女の考えや立場からすれば、マリーは許しがたい存在であることはわかる。
マリーも負けたままではない。
拷問を止めるシャルルも毅然としていて恰好良かった。