ネタバレあり

物語はヘヴィだけれど、絵が美しく
描写にも一定の配慮があるので読みすすめることができる。

苦悩しながらも自分の運命に対峙しはじめる主人公。
自分が非の打ちどころのないムッシュー・ド・パリとなることで
自分の代で呪われた家系を絶やし、
いつの日か死刑のない世の中を作るという決意が凄まじい。

後のデュ・バリー夫人であるところのマリーが
もし処刑されるならシャルルの手にかかって死にたい
と言うところも中々凄いシーン。