1巻は殺しの描写が結構エグくて少々読み進めるのがしんどかったが 2巻はそれがなくなった訳では当然無いのだが 岩西と蝉との会話やその後の展開など 予想の範囲を少しずつ逸れて話が進んでいくのが 流石に伊坂先生っぽくて惹き込まれる。 小説『首折り男のための協奏曲』も読んでいるので 首折り男が出てくるのもハラハラする。 自殺したいと思って悩んでいた苺原とは言え こんな死に方をしたいとも 実際死にたいとも思っていなかった訳で 蝉は兎も角苺原は、 ただ首折り男に似ているだけでとんでもないことに巻き込まれてしまって大変気の毒なわけだが 現状を打破するきっかけになるのか否か。 続きが気になる。