仕事が終わった後朝日を見て、
東京で戦ってる、仕事がんばってるって感じがして
好きという気持ち、なんだかわかる。

日向野さんが百々瀬くんにあっさり
「君はプライドが高いから否定されるのが嫌なんだね」
と言うのが結構怖いけれど、
傷つけたり指摘したりする意図はなくて
「エンターテイメントは人の記憶に残せれば勝ちだよ」
という助言を与えてくれるところ、
それを聞いて百々瀬が表情を変えるところが良かった。

夢を追うこと、仕事をしながらだと難しい。
支えてくれてはいるけれど、アニメーターを
まともな仕事として見てくれていないパートナーが
寂しいけれど、十分良い人だとも思う。

”あの後泣きつかれて机に戻って来たら
差し出し人不明の缶コーヒーが置いてあった”
のコマが切なかった。

松本さんが学校の先生みたいなポジションというのも
割り切れるようになるまでは辛かったろうし
今でも寂しいのだろうなと思う。
自分が苦労して何年も下積みしたから
同じように、というのではなくて
ステップアップさせてやりつつ
後進を育てようというところに好感が持てる。