ネタバレあり

お風呂に入りながらおしゃべりしている様子が可愛らしい。
みんな仲良しで微笑ましい。
愛ちゃんのさらさに対する的確なアドバイスと、
「もう一度さらさのロミオが見たい」という言葉にきゅんとした。

個性を追求しすぎると押し付けがましくなる
大切なのはいかに役に寄り添えるか
個性とは役者本人から滲み出るもの
愛ちゃんのお母さんは、お母さんとしてはわからないけれど
女優さんとしてはしっかりした人で、それは娘の目から見てもそうだったのだろうなと思えた。
親身になってアドバイスしつつもモジツンな愛ちゃんが可愛くて堪らないし
「そんなティボルトの朝は何時から始まりますか」
という設問がとても良い。
役作りのことを二次創作扱いするのがさらさらしくて笑ってしまうが
愛ちゃんの言葉をきかっけに自分の思うティボルトについて考え、
暁也が羨ましくて一瞬暁也くんも歌舞伎ができなくなればいいのにと思ったことがあることに
思い至る。
どんなティボルトを演じてくれるのか楽しみだ。

愛ちゃんは自分の感情を外に出すのがへたくそなだけて
頭の中では高速回転している、と、愛ちゃんがさらさを理解するように
さらさも愛ちゃんを理解してくれているのが素敵だ。
愛ちゃんの「恋ってSFなの!?」というモノローグに笑ってしまいつつも
恋心はまだわからないしこれから知る時が来るのかも自信がないけれど
さらさとの出会いは宝物で、さらさと一緒に銀橋を渡るためには何一つ諦めてはいけない
と決めた愛ちゃんのお芝居が開花する様子がとても美しかった。