基本的には面白いのだが、ところどころ設定や展開が甘いところがあって気になってしまう。
子供向け、ということなのだろうか。

重要機密事項だが、バックアップで音弥にだけは話す、
なら理解できたのだが、友達はもちろん
まだ味方かはわからない先生の前でも開いてしまうのはおかしい。
荷物の中に忍んで家に侵入するシーンも、
警戒して玄関の外に置いてもらったはずなのに
いつの間にどうやって部屋の中に入ったのかよくわからなかった。
警察サイドも、警戒しているならそもそも
配達員の身分はもちろん荷物の中身もチェックするべきだろう。

主人公が天才ハッカーだけれどハッキング以外の部分は所詮子供、という描写なら良いのだが
主人公だけでなく警察や組織の大人たちもみんなそれぞれに迂闊だし、
子供といっても高校生なのに言動があまりに甘いのがどうしても引っかかる。