ネタバレあり

フランスが舞台に。フランスでも同様にパニックが起きていることに
絶望感が増す。
訳がないと不満を述べるレビューを見かけるが
わからないまま読み進めるか、自分で調べるので良いのではと思う。
巻末には訳が載っているが、
言葉はわからないがパニックになっている様子だ、という
わけのわからない不安を煽られる気持ちを味わって読めば十分ではなかろうか。

ひっそり気になっていた村井さんのベーコンが
遂に役立つときがきたのがちょっとうれしかった。


比呂美ちゃんは見た目は普通になったけれど、身長は伸びている。
力も強いままなのだろうか。


英雄は自分は法律のことを言う割に、
小田さんが連帯責任で謝罪の手紙を書こうと言うと
緊急事態だからそこまでしなくてもいいというのはなぜなのだろう。笑
比呂美ちゃんは小田さんと英雄 の関係を察していそうだが
それでも女性二人がある程度仲良くやっているのが微笑ましく見える。

久喜でクルスたちと共にいた あのショートカットの人が
小田さんの妹さんだとは思わなかった。
戦闘能力が高かったらしいから姉妹でサバサバした強い人達だったのか。
妹さんがもうZQNになってしまっていることが分かっていての
この展開は本当に息苦しいい。
クルスが話し中と言っていたのは、比呂美や他のクルスだったのだろうか。

今後もし感染したらどうして欲しいかという話を始める小田さんたち。
考えたくもないことだけれど、 人間としての尊厳という点では
確かに今のうちに話し合っておいた方が良いことでもある。
人間のうちに殺してほしいという小田さんに対して、
比呂美ちゃんが「そっとしておいてほしい」「 感染してる間楽しかった」
と発言するのはなかなか衝撃的。
ZQNの人たちは楽しい気持ちで一体感をもって南へ向かっているということなのだろうか。