【読了】江戸の怪奇譚―人はこんなにも恐ろしい (The New Fifties)

、奇譚を集めたというより、怪談を例に引き、実際はどうであったのか
当時の実情や心理からの筆者の考察が書かれている。
確かに浮世絵などで残っているからといって
当時の人がみんな妖怪を信じていたというわけもなく、
パロディや商売やその他いろんな理由があるだろう。
たとえば今コロナ禍でアマビエが流行っているが、存在を信じているかと言ったら
また別問題であることと同じだろう。

神隠しの項で、藩が主導で子供を誘拐した例があることは知らなかったので
大変驚いた。

河童は自分でも昔調べたことがあって、河童は緑のイメージがあるが
地域によっては赤であることもあり、間引きで捨てられた子供なのではと感じたので
ストリート・チルドレンとの言い換えはなるほどと思う。

現代になって毒親とかネグレクトとか名前がついてイメージを共有しやすくなっただけで、
昔からそうした問題はあって、人間は別に変わっていないのだろう。

猫や狐の話が個人的には好きだ。