ネタバレあり

全く別業種の職業に転職する主人公。
憧れの業界に飛び込む勇気が恰好良い。

あっちゃんが言う通り、元顧客と仕事するのはやりづらいと思う。
自分だったら世話になっているBAさんと同じ売り場で働くのもとても嫌だ。
ランチの後メイクが薄いと注意されるなんて、自分だったら恥ずかしいしとても嫌だ。

売場の年齢設定も、25歳が最年長というのは
違和感がある。
ただ、25歳でもうやばいというのが
かのこの設定なので、致し方ないかも。

吉田さんがとても可愛い。
このタイプのおしゃれ女子なのに女子とも仲良くやっていて偉い。
普段制服だとお洒落できないからと、通勤の為だけにお洒落するのは偉すぎる。
自分が百貨店勤務していた時は、だからこそかなりラフな恰好をしていた。
その方が着替えるのも楽だったし。

かのこは駄目な子として描かれたりもしているが、
肌のために食生活を見直そうと自炊するなど前向きでとても偉い。

「彼氏と別れようが親が死のうが
お客様はその日出会った私のことしか知らないんだから笑わないと」
というのは、もしかしたら接客をしていない人からしたら大袈裟なのかもしれないけれど
とても共感する台詞だ。
笑わないといけないから、ある意味辛い事を切り離せて
楽な部分もある。

自分もBAさんは綺麗過ぎて苦手なので
「奥村さんは親しみやすい」というお客さんがいるのはよくわかる。

ちゃんと流されず元カレに「もう会わない」と言えたかのこは恰好良い。

売場が基本的に良い人間関係で羨ましい。
仕事の後デートと聞いてメイク直しして髪も巻こうよ!ってなるのはすごい。
自分ならプライベートの予定がばれているのも恥ずかしいしちょっと嫌だけれど。

美容部員になろうとする女の子たちは少なからず自分に自信がある、という四十崎部長の評価、わかる気がする。
そんな中でかのこの自信の無さ、接客も初挑戦なのに飛び込んでくるのは新鮮に映っただろう。

藤野さんは好きだけれど、自分は押し付けられたくないから
かのこの接客の方が好みだ。