ミュージカル『刀剣乱舞』千子村正 蜻蛉切 双騎出陣 ~万の華うつす鏡~ 感想

主演のお二人の演出と聞いて期待して見たが
自分には合わなかった。
後から脚本が浅井さんと聞いて納得。

流石に本編45分は短すぎる。
悟りの窓、迷いの窓が出てきた時は期待したし
公演のロゴマークの意味にはっとして楽しみになった。
俳優のふたりが歌がうまいだけに歌も多く
これまでの刀ミュの中で最もミュージカルっぽかったのでは
と思うほどではあるが如何せん内容が無さすぎた。

延々と季節は巡り、
文字や言葉が時代を超えて誰かに届く、
日の光の中でも星は輝いている
などこれまでの刀ミュの歴史も思わせる印象的な言葉は出てくるものの、
抽象的で思わせぶりなだけ。
この人の本は本当に、言いたい恰好良いシーンがいくつかあって
それを無理矢理繋いだだけにいつも感じてしまう。
妖刀村正とそれを支える同じ村正である蜻蛉切
というこれまでの構図をビジュアル的に美しく短く
表現しただけで、深みがあるわけではないのが残念。

セットは綺麗だし、役者さんの演技は素晴らしい。
特に千子村正が時間遡行軍を切り倒す狂乱ぶりや
脱ぎまショウというのが
脱ぎたくでも脱げないという要素を含むのは切なく
素晴らしかったと思う。

ステアラには別の舞台を観に行ったが
その時に比べると映像や回転装置の使い方には
物足りなさを感じた。

スタオベに対して「主の顔が見たいから座って」
という千子村正が優しく美しかった。