公式サイト
https://www.disney.co.jp/movie/lilo-stitch

公開日初日、仕事終わりにレイトショーへ行ってきた。
スティッチ好きは筋金入りだと思っている。
スティッチの為に年パスを買ったし、スティッチの為だけにインパして
パレードもアトラクションも乗らず帰ることもあった。
スティッチの自分的魅力は犬っぽさ。
ミッキーのペットのプルートは喋れずグーフィーは二足歩行で喋り
その世界観に矛盾を感じている自分としては、
宇宙人なのだけれどスティッチの可愛さには現実の犬の可愛さと通じるものがある
と思っている。
アニメを見てすっかりはまってしまい今に至る。
予告なんかを見ていて、スティッチがふさふさしていて牙や舌のリアルさが
生々しいなと感じてちょっと心配していたのだけれど
自分は面白かった。
基本的なストーリーはアニメと変わっていない。
アニメだと個人的にリロに腹が立つことが多く、
ニナにも苛々してしまうことがあった。
映画だと実写になっている分、スティッチの”いたずら”も
正直シャレにならないレベルではある。
その分全体的なトーンはやや抑えられてはいたとも思う。
実写版のリロにもやはり我儘だなと思うシーンはあったが
ニナについては年若く妹思いで一生懸命な等身大の姉という感じで
アニメより非常に好きだった。
自分も連れもほぼ絶賛だったので、否定意見がXでバズっていて
そういう考え方もあるのかとちょっと驚いた。
アニメの実写化はただ忠実にやってもリアルさがなくなるし
その違和感を無くすための改変は必須だと思う。
なので全く問題点には思わなかった。
時間も限られているので当然だろうと思う。
『家族』というキーワードは当然として、今回の実写映画では
『責任』という言葉も繰り返し出てきたと思う。
家族だから我儘や自己犠牲が許される訳ではない。
それぞれの責任を果たしつつ助け合って生きていくのが家族。
スティッチのラストの選択は中々重いものだったが
ナニが力強く恰好良かった。
ここからネタバレに触れて具体的に書いていく。
エルビス・プレスリーがかなり出てきたアニメ版と違い
現代の流行っているハワイ出身ミュージシャンのブルーノ・マーズの曲を使ったり
二人きりで暮らす姉妹に対して公私人が介入しようとしたりするのは
リアリティがある焼き直しで非常に良いと思った。
スティッチがリロを助ける為に自己犠牲を選ぶ責任の取り方も驚いたし
一度は妹大事さにスティッチを見捨てかけたナニが
助けると決めた時の力強さがあまりに恰好良かった。
見た目に反して重たく持ち上げられないスティッチを
デイヴィドなら持ち上げられるのかもしれないが、
そうではなく海底を走る選択をした姿が最高。
筋肉のしっかりした美しい肢体がまたリアリティがあって良い。
ラストでナニが進学できたのも、
トゥトゥがリロの面倒を見てくれるのも、
現実的で真っ当な幸せだったし、
ご近所さんで大人であるトゥトゥの責任の果たし方でもある。
しっかりスティッチのワープ技術をナニが使ってサプライズで帰ってきたり
まるでドラえもんの立ち位置にスティッチがいて
リロだけでなくナニが普通にそれを受けいれているのもとても良かった。
ハワイ出身のキャスト・スタッフが多いのも好印象。
リロとナニのキャスティングは本当にとても合っていたと思う。
サーフィンもフラもできるのがオーディションの最低条件だったらしいが
そこも良かった。
監督のインタビューにあったとおり、孤児の姉妹を周りが放っておく方が
ありえないと思う。
非常に良いラストだった。
少なくとも実写化するに当たってリアリティを損ねない良改変だったと思う。
【ネタバレ】『リロ&スティッチ』実写版の結末 監督が真意語る「全員を満足させることはできない」
https://www.cinematoday.jp/news/N0149235