前に人には陰陽の属性があるよねという話を相方としたんだけど。
陰の者、陽の者ってあるよねって。
陰キャ、陽キャをそういう言い方することもあるらしいけど
我々が言う分にはそういう意味とはちょっと違う。
もしかしたら陽属性の人にはわからないことかもしれないけど、
少なくとも陰同士ってなんとなくわかるじゃないですか。
あ、この人 人生経験多いな(厚めのオブラート)って思って、
仲良くなってちょっとずつ分かってきたり
打ち明けてもらったりして
うわハードな人生送ってるなみたいな。
陰の人だなって思ってたけどそういうことか、
納得したわってなるの。
私自身は陰で、
陽だけどなにかある人か陰の人を好きになったり仲良くなったりしがちで。
好きな小説の中に
”彼は何となく、何かに押されてねじくれてしまった運命の中で
必死にプライドを保ち続けてきた人特有の、不明瞭な閉じ方をしていた”
N・P (角川文庫) 文庫
っていうフレーズが出てきて初めて読んだ時にすごくしっくりきたのね。
そういう人には自分と同じ匂いを感じて惹かれてしまう。
流司くんのファンになった後、
こんなキラキラした世界でキラキラしている人だけれど
陰の人だなって思って。
でも話を聞く限りご両親とは円満で、そっち方面の理由では無さそう。
ファン歴が長くなるにつれて
ふんわり漏れ聞こえて分かってくることはあるし
度々死生観みたいなことも表現してくれてきたけど
それでも彼の『不明瞭な閉じ方』の理由には足りない気がするなと
この点がずっと謎だった。
それが今回の「生き死に、死に生き」でやっと納得がいったというか。
ああそういうことか、そういう考え方か
みたいなのがあったんだよね。自分の中で。
別にだからなにという訳じゃなくて
ただ、ああやっぱりって自分の中でなったというだけなのだけど。
小説を読んでいて遂に謎の片鱗が解き明かされた時の興奮に近い
といったら、語弊があり過ぎるかな。
興味本位で面白がっている訳ではなく。
佐藤流司という物語を読み進めていく中でより深いところに
辿り着いた感覚があったんですよねという
久し振りの長い戯言。